こんにちは。
自然エネルギー佐久地域協議会事務局の横山です。
7月28日(金)に『夏休みエコキッズツアー』を開催致しました。
今回はその様子をご報告させていただきます。
今年は予想を大きく上回る49人もの子どもたちが参加してくれました!
当日の天気はうっすらとした曇り空。
雨が心配されましたが、解散までこの空模様が続き、むしろ子どもたちにとっては過ごしやすい天気だったのではないでしょうか。
まずは平根発電所の見学。
画像にある水車の他にタービンで発電する施設もあり、子どもたちは音を立てて回るタービンに耳をつけていました。水のエネルギーは凄いですね。
そして小諸エコビレッジへと向かい、いろいろな体験をしました。
ソーラーパネルに繋いだアンプを使って電子バイオリンを弾き、
「ソーラーパネルに当たる日光を遮ったらどうなるのかな?」という実験。
子どもたちがパネルに覆い被さるとアンプの電源は切れ、バイオリンの音は小さくなりました。
みんな、なんとなく太陽光発電の仕組みが分かった様子でした。
続いては薪割り。
薪も立派な自然エネルギーの1つです。
現代ではなかなか触れる機会のない薪割りに、子どもたちは楽しんでいる様子でした。
お昼ごはんの餅を作るための餅つきです。
夏の餅つきというのは子どもたちも初めてだったのではないでしょうか。(私もです)
他にも電動アシスト自転車の体験や、ソーラークッカーの体験もありました。
自分のヒザくらいの高さまで草が生い茂ったようなところも進んでいく自転車。
普通の自転車じゃありえない!と子どもたちも驚いていました。
ソーラークッカーは曇り空のため不発…。
その後は体育館に移動してアイス作り。
このアイス作りも普通に冷凍庫で冷やして作るのではなく、
原液を氷に塩を加えたもので冷やして固めていくというもの。
化学反応の力は凄いです。
その後は見晴らしのいい浅間サンラインを通って、『ヘルシーテラス佐久南』へ。
ここには、地中熱を利用する設備があり、その説明をみんな熱心に聞いていました。
最後に、今回スタッフとしても参加していただいた小池さんのお宅へ。
小池さんは地域では有名な「エネルギー・食料の自給率100%」を目指して積極的な活動を行っていらっしゃる方です。
用水路には発電用の水車があり、なんと同じく発電用の風車まであります。
そして屋根一面の太陽光発電パネル。
水力・風力・太陽光発電が揃った設備に、子どもたちだけではなく同行の保護者の方も驚かれていました。
小池さんのお宅の一通りの紹介が終わったあとに小池さんのお話があり、2017年のエコキッズツアーは終了となりました。
自然エネルギーについて語る小池さんに、子供も大人も熱心に耳を傾けていました。
環境や自然エネルギーというと、あまりに規模の大きい言葉で、子どもたちには簡単に想像できないことも思えるかもしれません。
しかし、地元の自然に触れてみることで、地球全体の環境と自分たちの住む地域の環境が繋がっていることが実感できたのではないでしょうか。
今回の『エコキッズツアー』で楽しんで学んだことが子どもたちの中に残ってくれればいいなと思います。
今回のエコキッズツアーはバス2台という大所帯でしたが、スタッフの方々のご協力により、無事に終えることが出来ました。
本当にありがとうございました。