2016年4月9日(土)晴れ
長野市大字西長野「里島小水力発電所」見学会
自然エネルギー信州ネット小水力部会ならびに
自然エネルギー長野北信地域協議会共催による
小水力発電施設の見学会を開催しました。
参加者は28名でした。
裾花川から取水している農業用水である「善光寺用水」の
水量と落差を活用した小水力発電施設は、
今年の4月1日から売電を開始。
長野県善光寺平土地改良区が事業主体となって管理し、
その売電収入は用水路や水門などの維持管理費に充当されます。
使用水量 1.5㎥/s(通年)
有効落差 4.67m
発電出力 最大41kW
施設管理者 長野県善光寺平土地改良区
工事発注者 長野県 長野地方事務所
施工業者 荏原商事株式会社 関東支社
立軸スクリュー水車 株式会社北陸精機 製
雪解けで水量の多いこの時期。
計測モニターに表示された発電出力は38.5kW、
発電量は8271kWhでした。
取水した水を落として水車を回す落差溝の中をのぞくと
ゴーゴーと勢い良く流れる水が見れました。
事業を計画した長野県農地整備課のご担当からは
水利権許可申請のご苦労や
設計・施工におけるエピソードも伺うことができました。
これから20年、
善光寺平を流れる用水路を活用した小さな発電所が、がんばって発電します。
(事務局:小田切奈々子)