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これからは電気はつくる時代
これまで電気は電気会社から「買う」ことが当たり前でした。
太陽光発電で電気を自分で「つくる」方法はご存知かと思いますが、実はつくった方が買うより安くなってきたってご存知ですか?
太陽光発電といえばFIT(固定価格買取制度※)により作った電気を「売る」というのが主流でしたが最近は自分で作った電気を、自分で「使う」自家消費型が注目されています。
※再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度
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太陽光って本当におトクなの?買取価格って年々下がっているんでしょ?
太陽光で「つくる電気」は「買う電気」よりおトクです!
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初期費用を準備するのが大変なのですが・・・。
初期費用がいらないプランもあります。
ご自分で資金を用意しなくてもよいプランを各社が提案しています。まず初期費用なしでパネルを設置して、その安い電気を使いながら、後払いしていく方式です。通常、契約期間終了時には、パネルは無償で譲渡されます。
詳しい情報は自然エネルギー信州ネット
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製造や廃棄時に環境への影響はないの?
とってもクリーンなエネルギーです!
ご存知のように、太陽光発電は、発電中にはCO₂を出しません。それだけではなく製造時や廃棄するときに必要なエネルギーは、1年程度の発電で相殺できます。※1
また、太陽光パネルの材料は90%以上リサイクル可能です。パネル本体は20~30年は発電が可能で、その間CO₂の出ないエネルギーを生み出し続けます。※2
※1 出典:VDMAドイツ機械工業連盟
※2 出典:NEDO 新エネルギー産業技術総合開発機構
詳しい情報は自然エネルギー信州ネット
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蓄電池って入れた方が良いの?
太陽光発電は太陽が出ているときだけ発電する仕組みです。
また電気は貯めることができないため、夜や曇りの時には発電できません。そこで蓄電池と組み合わせることで、余った電気をためて、太陽が出ていない時でも利用することができるようになります。まだ価格は高いのでオトクと言うには少し早いですが、年々価格は下がってきていますし、災害時の非常用電源として、卒FIT(固定価格買取制度10年が終了した家庭)での活用として、またこれからの再エネ主電源化にむけて電力の安定化にも寄与すると言われています。それ以外にも、電気自動車に電気を貯めて、足りない時に家庭に戻すV2H(Vehicle to Home)という仕組みも少しずつひろがりつつあります。
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現実となる気候変動
毎年の猛暑・台風や災害など、気候おかしい! と感じている方も多いかと思います。
長野県では2019年都道府県としては全国で初めて「気候非常事態宣言」を出し、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロ(ゼロカーボン)への決意を表明しました。県民が一丸となって徹底的なエネルギー消費の削減と再生可能エネルギーの普及への取組を進めています。
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信州屋根ソーラーポテンシャルマップ
ネット上で屋根の発電量・電気代節約額を簡単にチェック!
「信州屋根ソーラーポテンシャルマップ」は、建物ごとに太陽光発電・太陽熱利用のポテンシャルが閲覧できる仕組みです。地域の日照時間、屋根面積・傾斜などに応じてシミュレーションした値をポテンシャルとして表示しています。
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動画で知る「太陽光」
個人住宅の方・中小事業者の方それぞれ動画でご確認いただけます。
- 個人住宅篇
- 中小事業者篇
太陽光パネルの設置費用は、この10年で3割から5割ほど安くなりました。
設置費用が下がった結果、電力会社から「買う電気」よりも「つくる電気」の方が安くなりました。
電力会社から「買う電気」の単価は平均25円/kWh※1程度ですが、「つくる電気」なら平均14円/kWh※2でグッと安い電気になり、お得です!
※1 通常の電気代は、資源エネルギー庁調達価格等算定委員会の調査によると、2019年全国平均24.76円(税抜)です。
※2 同調査に基づき、1kWあたり27.5万円(税抜)の設置費用、20年間の運転維持費用を6万円(税抜)。また、1年間の発電量を1,200kWhとした場合。(27.5万円+6万円)/(1,200kWh×20年)≒13.96円(約14円)
※3 2021年度申請の場合。