11/9(土)、少し寒かったですが北アルプスの槍ヶ岳もしっかり見える快晴のもと、松本市四賀地区の里山資源を中心とした交流の場、「四賀の里*錦織」のスタートイベント『誕生祭』が開催されました。
午前中は開所式典とアトラクションの「薪割り道場」「餅つき実演&餅のふるまい」「きのこ汁のふるまい」などが行われました。薪割り道場には、午後の学習会にお招きした秋田県鹿角市の「薪活グループ MAKIKORI」のみなさんもスペシャルゲストとして参加。とても楽しい薪割り体験会になりました。
エネットまつもとでも「ロケットストーブと発電鍋の実演」「モミガライトの実演販売」で参加です。ロケスト&発電鍋はみなさんかなり興味津々。参加者の多くは薪ストーブユーザーとあって、モミガライトを試してみたいという方も多かったです。
●開所式
主催:四賀地区地域づくり協議会「里活プロジェクト」
共催:自然エネルギー信州ネット 自然エネルギーネットまつもと
後援:松本市 長野県松本地域振興局
午後は松本市四賀支所に移動しての「薪を活かす、薪で生きる:MAKIMORI に学ぶ」と題した学習会。MAKIKORI(マキコリ)の黒澤 彰 会長 山本 由実 事務局長による熱のこもった講演会に続き、MAKIKORIのお二人と四賀里活プロジェクトの山岸 忍 会長そして小林 透 事務局長、松本市四賀地域づくりセンターの胡桃沢 伸一 センター長によるパネルディスカッションを行いました。全体の進行は、自然エネルギー信州ネット理事で信州大学人文学部准教授の茅野恒秀先生。積極的なディスカッションと熱い質疑応答であっという間の2時間半でした。
●学習会
主催:自然エネルギー信州ネット
共催:自然エネルギーネットまつもと 四賀地区地域づくり協議会「里活プロジェクト」
後援:松本市 長野県松本地域振興局
★MAKIMORI(マキコリ)
再生可能エネルギー自給率380%、食料自給率120%を誇る秋田県鹿角市・小坂町。そんな「永続地帯」で活動するマキコリは、会員の薪棚を潤沢に埋めることを目的とする「薪活グループ」。手入れのできなくなった山林や耕作放棄地、閉園するリンゴ園などから、支障木を伐らせてもらって薪を生産。会員は現在40名以上。「みんなでみんなの薪を集め、みんなで使う。できることを持ち寄って豊かな薪ライフを」がモットー。「薪わり道場」などのイベントを開催している。
(文・写真 渡辺 勉)