2016年11月27日(日)
「しあわせ信州で地域エネルギーをつくろう!」
フィールドトリップとフィールドセミナー in 上田
30名の方にお集まりいただきました。
午前中はフィールドトリップ。
上田市内の自然エネルギー施設3カ所を視察しました。
視察その1
相乗りくん信大SENIおひさま発電所
49.98kW。信州大学とNPO上田市民エネルギーとの
共同研究として、2015年11月より発電を開始。
パネルオーナー(相乗り)の信託資金により建設されています。
夏の下草狩りは、大学で飼育している羊くんが登場!
さすが繊維学部ですね。
視察その2
上田市染屋浄水場小水力発電所
61kW。上水道施設の取水口と浄水場の高低差(70m)を利用した
インライン式水車の水力発電施設です。
上田市上下水道局 浄水管理センターの
上原所長にご説明をいただき、発電機を見学しました。
総事業費は約1億6千万円。
年間発電量は434,000kWh
売電収入は年間1600万円を見込んでいるので
10年で回収できるとのことでした。
視察その3
空田丸ソーラーシェアリング発電所
67.2kW。田んぼの営農型発電所。自動駆動装置がつき、
インターネットからもパネルの向きを変えられます。
お米の栽培は無農薬有機農法。
今年の米の収量、品質は昨年とほとんど変わらなかったとの事で
お米の収量と発電量のデータを蓄積、公開して
ソーラーシェアリングの普及に役立てたいと説明する合原氏。
午後は、塩田公民館に集まって、
自然エネルギー事業の理想と現実について
本音トークのフィールドセミナーです。
さとやまエネルギー(株) 代表取締役社長 前田 仁さん
「日本はベンチャー事業にチャレンジする人が少ないので
むしろチャンス。多くの人に助けていただきながら、
あきらめずに取り組んでいます。」
NPO法人上田市民エネルギー 代表理事 藤川まゆみさん
「市民活動だけでは自然エネルギーは増やせない。
覚悟を決めて事業を始めたら、賛同し、応援てくださる方が
たくさんいました!その輪はどんどん広がっています!」
地域エネルギー事業の立ち上げは、
初期段階のハードルが高いのが実情です。
参加者が車座になって、どのように課題を乗り越えたかを
ワイワイと語り合いました。
セミナー終了後は恒例の交流会。
地元のおいしいお料理が並びました。
全3回シリーズのセミナーもこれで終了です。
地域エネルギー事業を目指す皆さまの後押しになったことを
願っています。
参加者皆さま、講師皆さま、スタッフ関係者皆さま
どうもありがとうございました!
(事務局 小田切)