フォレスト工房もくり:暮らしを森に近づける活動から、森の恵みを多くの人に届ける様々な事業が生まれました

NPO法人フォレスト工房もくり

代表 余頃 友康
長野県上田市真田町傍陽9022-2
TEL:0268-61-5488
FAX:0268-61-5489
E-mail:info@mokuri.or.jp
URL:http://www.mokuri.or.jp

《事業内容》
  1. 木材の地産地消の推進(木材の産地認証、地域の木材を利用した景観木工品の普及)
  2. 薪の販売(間伐材を含む)による自然エネルギー活用の推進

 

■事業の目指すものは?

 フォレスト工房もくりでは、「森林と共に暮らす仕組みを作る」をテーマに、 森林整備、地域材活用、森林環境教育を行っています。日本人が森から離れて久しくなっていますが、私たちは山で木を伐り、地域の木を使った商品を開発し、そこから得たノウハウを様々な人に伝える事で、日本人と森との関係を近づけるように活動しています。

 

○景観木工品設置事例

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 上田市内各所に地域材を活用した「景観木工品」を設置し、まちの風景に潤いを与えています。ベンチは市民の憩いの場として大好評です。

 

○薪ストーブの普及活動(薪ストーブの使い方、薪の作り方講習会)

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 薪ストーブの講習会を開催し、普及活動に取り組んでいます。実際に薪割りや薪ストーブのメンテナンスを学ぶことで、薪ストーブや森との暮らしを身近に感じてもらう事ができます。また、森林整備による間伐材を、一般家庭などに薪として利用していただけるよう販売もしております。

 

○産地認証制度(木材の地産地消)

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 地元の山から切り出された木材は、地元の製材所に運ばれ、材木となります。

 

■自然エネルギー事業のきっかけは?

 荒廃する森林に強い危機感を抱き、「この現状をなんとかしたい!!」との強い思いから出発しました。さらに森林整備だけではなく、森の恵みを多くの人に届けたり、未来へ伝えたりする為には何ができるかと考えるうちに様々な事業が生まれました。

 

■事業へのこだわりや特徴は?

 森林整備-地域材活用-森林環境教育 と一貫して行う事で、森林が木材生産の場だけではなく、地域活性化や環境保全、文化の発信地となるよう活動をしています。木材の地産地消(産地認証制度)や、今まで捨てられる事の多かった間伐材の活用(ストーブ用薪、景観木工品によるまちづくり)など、森の恵みを多くの人々に届ける取り組みをしています。

 

■大変だったことは?

 山主様への森林整備の必要性を説明することがなかなか進まず、苦労しています。また、森林の集約化についても、同様です。行政とも協力し合い、ねばり強く活動していきたいです。

 

■「自然エネルギー信州ネット」への想い

 このようなネットワーク活動が、自然エネルギーの理解と普及に繋がる事を強く望んでいます。また、森林を身近に感じ、暮らしに活かす人々が1人でも多くなる事を願っています。